三原商工会議所青年部会

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DOIT!鑑賞 優しさと愛が溢れる美容室!「BAGZY」
〜お客様が離れない、社員が辞めない。心輝く「心の経営」〜
 三原商工会議所青年部会(中平信康会長)では、定例の月例会を、9月22日(金)19:00から開催しました。(参加者24名)
 この度の例会は、経営力向上委員会(田中真委員長)の企画による担当例会。
例会行事では、優良企業を紹介する経営ビデオDOIT!鑑賞しながら、その経営を紐解くため、ゲストに中国生産性本部 事業担当主査 西川三佐子 氏を招いて催しました。
 チョイスされたビデオは、美容室「BAGZY(バグジー)」。北九州市を中心活動をし、対前年比120%を達成し、辞める人が"0"という美容室です。
 この会社の経営者は、久保社長は、以前は「経営は儲けること」と結果だけに情熱を燃やし、社長としての格好だけに気をとられ、信頼していた幹部が次々と会社を辞めていくという事態に陥り、苦悶の日々送り続ける中、ある方との出会いで、「問題は辞める社員にあるのではなく経営者にある。」との言葉に開眼し、「利より信(利潤よりも大事なものがある)」と新しい経営に挑み、今日の「BAGZY」を築かれました。
 例会では、西川氏より、「BAGZY」のこれまでの経緯と、美容室の現状が「美容室は、全国に17万件あり、そのうち25.7%は3〜4km以内に3〜4店舗の競合店がる。スタッフ一人当たりの平均売上げは415万円で、10人以下の店舗が90%を占め、仕事的は、手があれたり、休みがない他、美容師にお客様がついているため引抜が多いとても厳しい職場です」と紹介されたのち、ビデオ鑑賞を行いました。
 鑑賞の後、5〜6人のグループに分かれたグループ討議を行い、各グループより、その気づきについて発表を行いました。
 最後に西川氏より、「BAGZY」では、「お客様に」、「社員に」、「地域に」、「辞めた社員に」、そして「競合相手に」でさえ理念である「利より信」をもって経営を進めています。
 そしてこれが、利益につながる仕組みもつくっている。だから社員が安心して働くことができ元気な会社になっています。
 会社を変えることは、「大きなタライの中の水を箸でかき回すことと同じ、最初は、中の水はかき混ぜられないけど、一度回り始めるとどんどん勢いを増す」と聞いたことがあります。皆さんもより良い経営を行うため、頑張ってくださいと締めくくられました。

三原商工会議所 青年部会 Young Entrepreneurs Group