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□平成14年度基本方針
会長 伊達 和仁
 「情報化社会」と言われる今日、今までは触れることができなかった情報がいろいろなルートから簡単に入手できるようになり、これに伴って、商いの主導権が「提供する側(メーカー・販売者)」から「提供される側(ユーザー・消費者)」に移ってきています。また、「提供される側」は知りたい情報が入手できなければ安心・満足できなくなってきており、情報公開の有無や程度が評価の重要なポジションを占めるようになってきました。
 そして、開かれた情報の中で、企業を評価する観点が短期的な戦術から長期的な戦略へと移っています。最近の例を見るまでもなく、短期的な利益だけを追求すると大きなしっぺ返しをくらい、企業の存続を危うくすることすらあります。つまり、「提供される側」は、目先の利益ではなく企業としての理念を長期的に追求している姿を評価するようになっています。
 「お客様の声が企業をいかす委員会」は、まさに主導権を持っている「提供される側」の要望をすくい上げて経営にいかす仕組みを創ろうという試みであり、「企業訪問委員会」は、各々の企業を訪問して上記の事柄がどれだけ実践されているかを確認し、より以上の戦術の検討を行うと同時に、その成果を参加した企業に持ち帰ることを目指します。また「まちづくり委員会」は、個々の企業の短期的な戦術から離れ、みはらのまちづくりの実践を通じて、より長期的な戦略施行を考えていこうという委員会であります。
 
 
□委員会事業計画
○企業訪問委員会
委員長 桑田 忠昌

● 事業主旨
 対象企業を訪問し、外部の視点からより良い企業活動となるよう提言を行う。

● 事業の流れ
 1.訪問先企業を選定
 2.訪問先に対し事前にアンケートを実施。
 3.実際に企業を訪問し、現場の生の声(情報)を取材。
 4.取材した情報を検討、提言書まとめ。
 5.提言書、取材した情報等をHP化して、企業革新のためのデータベースとして公開。

 
○まちづくり委員会
委員長 平川 雅己

 次世代の子ども達に、三原の文化や伝統を継承し他所に移り住んだとしても、どこか懐かしい思い出として「三原の匂いが心に残る町」をテーマに活動をしてまいります。
 現在、三原の祭りは、神明市、さつき祭り、やっさ祭りが有名で盛大に開催されておりますが、6〜8月の土曜日夜に、本町・帝人通り商店街界隈で開催されている「半どん夜市」も地域に根付いた夏の風物詩であります。
 しかしながら、商店街の店舗数減少や高齢化社会等によって、運営が負担になりつつあり、将来的に継続、存続が困難になる可能性があります。この様な状況の中、委員会では、意見交換の懇談会を開催し、問題点について話し合って参りました。
 この夜市は商店街の販売促進や、活性化の目的から始まった歴史があるのかも知れません。しかし、今でも子ども達の夏の楽しみであり、地域社会との数少ないふれあいの場としての役割は大きいものがあります。
 以上の点を踏まえ、当委員会として、半どん夜市の賑わいがいつまでも続くように、地域に協力をしていきたいと思います。
 また、同時に商栄会の運営負担軽減のための組織を作り、子ども達の道徳心の向上等の調査研究にも取組んで参ります。

 
○お客様の声が企業をいかす委員会
委員長 有木 和浩

 昨年、我が三原市にも商工会議所青年部会が発足され、約半年の準備期間をもち、今年いよいよ本格的な活動が開始となり、3委員会が協力しあいながら動き始めました。"お客様の声が企業を活かす委員会"もその一つであります。
 "経営者側から見た企業のあり方だけでなく、お客様の立場になって考えられる企業"このテーマにそって生き生きと働ける会社、商店を三原に増やしていきたい、そして誰もが暮らしに喜びを感じられる企業サークルを作るためにはどのようにすればよいのかを考える委員会です。
 今年度の事業計画として、"顧客満足"の観点からいかにお客様の満足を得ることで企業が変われるか一緒に勉強し"クレームにならない声を拾い上げ真の顧客満足度"とはどのようなものなのかを理解する。
 それをもとに経営品質の優れた企業の方針を学び経営品質サークル表の作成など、参加された企業、商店にも役立つ組織図等を作って生きたいと思います。
 "お客様の声が企業をいかす委員会"は大きな経済のうねりの中でも存続し、やがて核になれる企業、人材のため、そしてお客様に本当によろこんでいただける企業とための企業とお客様を結ぶ委員会です

 
三原商工会議所 青年部会 Young Entrepreneurs Group