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平成27年度 さぎ100 三原 佐木島100キロウォーク

「歩くこと」の、その前とその先へ 「さぎ100」三原 佐木島 100キロウォーク

   10月19日(土)20日(日)の2日間にわたり開催させていただきました「三原 佐木島 100キロウォーク」(以下「さぎ100」)は、皆さまのご協力のおかげで大過なく閉幕を迎えることができ、心より安堵しております。はからずも実行委員長を務めさせていただきました「経済レポート」記者、中本憲司と申します。よろしくお願いいたします。

 普段、記者の多くは字数制限との戦いに労力を費やしていると思います。が、この稿に関しては、書き始めてすぐ戦いを放棄しました。「さぎ100」を通じて感じたことをこの字数内で表現することはどう頑張ってもできないと思ったからです。でも頑張ってみます。
 「さぎ100」は、周囲約12kmの三原の佐木島で30時間以内に100km歩くイベントです。社員研修をルーツとする、愛知で行われた100kmウォークに参加した当青年部会メンバーが、その感動を三原に広げたい、という思いから話がスタート。「非日常と限界に挑戦することで自己研鑽を積む」ということを開催の目的としました。歩く間、いろいろなことを考えます。足を左右に動かすほか、することがないからでしょうか。自分の経験から言いますと、歩き続けると当然足を痛みが襲います。我慢します。いつしか消えます。今度は別の場所が痛くなる。そして消える。また別の場所が痛くなる。消える。ループですが、だんだん痛みが消えにくくなります。あれ、動けないや。上半身はこんなに元気なのに・・・。右足を出して左足を出すと、歩ける。当たり前○操。いやいや、ほんまこれって当たり前?足、出ないよ?当たり前のことが当たり前でなくなる。それを身を持って知る。非日常的な体験です。当たり前って何?「普段当たり前と思っていることが、当たり前じゃなくなる」から、普段自分を支えてくださる方への感謝の念が生まれるのは、すぐ。それから、それから・・・思いは巡り、広がります。挑戦者の皆様、いかがでしたか?

 とにかく、挑戦者の皆様、スタッフの皆様、応援に駆けつけてくださった皆様、多大なご協力をいただいた佐木島の皆さま。心より御礼申し上げます。ありがとうございました。

 「さぎ100」の開催は、初めてのことではありましたが、おかげさまで数え切れないほど多くのことを学ばせていただきました。
 同好会をもとに「実行委員会」的な組織を作って、メンバーで何度も打ち合わせを重ねました。他地域での大会を参考にした大会企画の立案、申し込み書など各種書類の作成、予算の作成、会場となる佐木島でご協力くださる方との現地打ち合わせ、警察や県への申請手続き、施設利用の手続き、参加者募集、安全対策の検討、備品の洗い出しから準備、当日のスケジュール作り、実際の運営まで・・・。何かひとつのコトを成すのは、これだけ大変なことなのか・・・と改めて思いました。その「大変なこと」は、皆さんのご協力なしには、けして実現できなかったことです。まさに佐木島を中心とした「ひとのわ」こそが、「さぎ100」を実現させたと言っていいと思います。

 また「さぎ100」を機に、疎遠となっていた同級生との再会や、自分の中での佐木島の魅力の再確認、普段の「取材する側」から「取材される側」への立場の変更などなど、個人的にも今後の人生に大きなプラスとなりました。

 三原では、この間終ったばかりのみはら浮城まつり、冬の三原神明市や夏の三原やっさ祭り、春のさつき祭りといった4大まつり、夏のトライアスロンさぎしま大会に、トレイルランに・・・そして商店街や地域のまつりも合わせれば、本当にたくさんの行事あります。運営側の皆さんは、本当に大変だろうなぁ、というのが正直な感想です。どういった規模で開催できるのか未知数な点も多い「さぎ100」ですが、1人でも多くの皆さんとこの感動を共有できるよう、準備を進めていけたらと思っております。

 もちろん今回、十分な準備ができたとは言えず、反省点も山盛りです。次回の実施までには、反省を活かし、ひとつひとつ対策を練り、一層安全に大会を運営できるよう努めてまいります。ご協力をよろしくお願い申しあげます。

 最後になりますが、三原、尾道、広島、呉からご参加くださった皆さま、三原商工会議所や三原市役所の方など実行委員会スタッフの皆さま、「元気さぎしま協議会」をはじめご協力くださった佐木島の皆さま、「さぎ100」に関ってくださった全ての皆さま、そして家族に「ありがとう」。

三原商工会議所青年部会
「さぎ100」実行委員長 中本憲司

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三原商工会議所 青年部会 Young Entrepreneurs Group of the Mihara